【レポート】《4月特別開催》福祉事業者のための資金繰り向上講座2023.06.23#セミナー情報

2023年4月28日に、当協会が主催する「《4月特別開催》福祉事業者のための資金繰り向上講座」を開催しました。
講師は、助成金制度推進センター理事長の藤田剛さんです。

この講座では、令和5年度の助成金制度について、新年度に入ったばかりの最新最速の情報を提供しつつ、視聴される皆様に申請出来そうな助成金のイメージをお持ちいただけるよう、藤田さんにお話しいただきました。

本稿では、セミナー当日の内容の一部をご紹介します。

 

令和5年度の助成金の傾向

昨年度までの助成金の傾向は、新型コロナウイルスの影響を受けた事業者へのものが中心でした。そのため、新型コロナウイルスの影響を受けていない事業者への助成金は非常に手薄でした。

しかしながら、今年度の助成金の傾向を見ると「経済活動の活発化」に重点を置かれたラインナップになっています。
「新しい事業展開」「生産性向上」「事業所内のDX化・デジタル化」「従業員の賃金アップ」といった要素が入った助成金が多く目に留まります。

 

助成金の基本的な知識

①助成金は、要件を満たして申請すると100％もらえます。

助成金の財源が雇用保険の保険料のため、民間の保険の仕組みと似ています。

助成金：雇用保険料支払い　→　支払い要件を満たす　→　助成金請求　→　助成金入金

 

②助成金と補助金は、仕組みや性質が全く違います。

この2つの制度の最も大きな違いは、支給の決定方法です。
補助金は採択制で3〜5割ほどしか採択されません。助成金は要件を満たせば必ずもらえるという確実性があります。

 

令和５年度 おすすめの助成金

今年度おすすめの助成金は「人材開発支援助成金 事業展開等リスキリング支援コース」です。「リスキリング＝新しい仕事・職務に移行するためのスキル習得」という言葉を最近よく耳にしますが、今年、国が一番力を入れている助成金です。

従業員が受けた研修費用の75%を助成してくれる制度で、当てはまる研修内容として以下のどちらかの要素が必要となります。

①新しい事業展開（新商品。新サービス等も含む）のために、従業員が必要な知識やスキルを身につけるための研修 ②DX化やデジタル技術を使った業務の効率化のために、従業員が必要な知識やスキルをみにつけるための研修

 

まとめ

今回、セミナー内容の一部についてご紹介しましたが、実際の動画ではこの他にも数多くの助成金制度についてお話しいただいております。
折角該当している助成金があるのにも関わらず、制度を知らない為に数百万円を取りこぼしていた！ということが無いよう、是非動画をご覧ください。

当協会ではこれからも会員のみなさまに役立つ情報をお伝えしてまいります。
今後とも一般社団法人 日本福祉事業者協会をどうぞよろしくお願いいたします。

この記事は就労継続支援A型事業所 インフィニピー小田急相模原 所属ライター亜音知美が執筆しました

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