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【グループホーム事例シェア(問題と対策)】2019年8月勉強会活動報告その22019.10.02#お知らせ

グループホームで利用者さんを受け入れ
実際に生活してもらい、支援を行い始めると
予想と違った、ということが発生します。

もともと、利用者さんおひとりおひとりが
違う生活環境で過ごして来ていますし
障害の特徴も様々、
もちろん性格もそれぞれ異なる中で
共同生活を行なうのですから、
事業者側の予想と違うことが起こるというのは
当然と言えば当然です。

今回の勉強会は
グループホーム事業を始めて間もない参加者の方々が
今直面している課題をシェアいただき
当協会のコンサルタントより具体例を挙げながら
アドバイスをお伝えする形で行いました。

グループホームを開業したての場合
利用者さんの区分が高いと、
適切な支援ができないかもしれないと受け入れを躊躇したり
逆に、区分の低い利用者さんに対して
予定外にスタッフの時間が取られてしまったり
利用者さんと、スタッフの時間数のバランスが
うまくとれないことが多く発生しがちです。

こういったアンバランスを解消するために
事業者側が「区分」について学んでおくことも重要です。

障害者総合支援法における障害支援区分は
まず、自治体への申請の後
認定調査員の訪問調査や、主治医の意見書を経て
一次判定(コンピュータ判定)が行われます。

その後、更に
特記事項や主治医の意見書を検討し
二次判定(市町村審査会)がなされます。

様々な角度から検討された上で決定されるものですので
グループホームの側から、むやみやたらに
「区分を上げてほしい」と言うようなことではありません。

ですが、実際問題として
排泄や食事など生死にかかわることは自分でできるので
区分は低いけれど、
感情が不安定だったり、コミュニケーションが取れなかったりして
スタッフがかかりきりになってしまう
というような場合が出てきます。

今回の勉強会でも、
そういった利用者さんに対してどのように対応したらいいか
というご質問がありました。

コンサルタントからは
今までに経験した事例をもとに

・どのようにスタッフを配置するといいか
・スタッフに何を教育しておくべきか
・病院、主治医との付き合い方
・相談員の方との連携の取り方
・就労施設の方との連携の取り方

など、利用者さんがよりよく生活できるために
どのようなことができるか詳しくアドバイス致しました。

グループホームを開業すると
今までの事業では経験したことの無い事例を
対応していくことになります。

当協会では、会員の皆様のグループホームが
利用者さん達にとって過ごしやすい家となるよう、
また、事業者として適切な支援を行なえるよう
これからも様々な角度からサポートをしてまいります。

今後とも、日本福祉事業者協会を
どうぞよろしくお願いいたします。

日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵



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