【財務経営力アップ】2019年6月勉強会活動報告2019.06.12#お知らせ
グループホームを開業したら
利用者さんのためにも、ご家族のためにも
事業を継続していくことが
とても大切です。
今回の勉強会では、
社会福祉法人で経営管理・経理担当として
2000万円の赤字から、黒字に転換させるなど
事業の立て直しに手腕を発揮してきたコンサルタントより
グループホームの財務経営力のアップについて
詳しく解説致しました。
グループホーム事業では
売り上げの上限が決まっています。
ですので、
事業を健全にまわすためには
収入の最大化と、支出・時間の最小化がポイントであり、
収入の最大化、というのはイコール
適切なレセプト請求となります。
レセプト請求は、大切な業務の一環ですし
どの事業所も、きちんと把握し
適正に行っている、はずのものです。
ですが実際、様々な現場を見てきた
当協会のコンサルタントによると
実に多くの事業所で請求漏れが発生している
とのことでした。
例えば、
レセプト業務を、請求のプロに外注した結果
年間120万円以上の加算請求漏れがあり
本来取れていたはずの加算がとれていなかった。
返戻が発生し、
改めて請求しなおすのを忘れて
請求漏れが発生してしまった。
など。
ほとんどの事業所は、
現場では、スタッフが日々一生懸命対応し
レセプトは、担当者がきちんと請求しています。
にもかかわらず
請求漏れが発生することがあるのです。
その実情を認識し、
グループホーム事業者としては
請求漏れが出ないような仕組みを
構築していくことが大切になってきます。
請求漏れが発生する主な原因としては、
・請求のプロであっても
現場がわからなければ正しい請求はできない。
・加算漏れは、外から指摘されない
・現場担当者は当月の請求がたくさんあるので
過去月の請求は漏れやすい
・請求は何度も通らないこともある
・会計の記載から読み取れない
など。
今回の勉強会では、
それぞれの原因について、
どのように対応すればよいのか
具体的に教えて頂きました。
グループホームは利用者さんの「家」です。
安心して暮らしていただくために、
当協会ではこれからも
会員の皆様が、グループホーム事業を
健全な状態で継続していけるよう
有益な情報をお届けしてまいります。
今後とも、日本福祉事業者協会を
どうぞよろしくお願いいたします。
日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵