【GH見学】で不安を解消2018.07.25#お知らせ
「ここは、わたしが安心して住める場所だろうか?」
「ここは、息子(娘)が安心して住める場所だろうか?」
グループホームに見学にいらっしゃる方は
大なり小なり、不安を抱えています。
新しい生活の場所として、
グループホームへの入居を検討するのですから、
その心情は、わたしたちにも容易に想像がつきます。
生活の場を移した経験のある方であれば、
新しい生活が始まる時の、期待と不安が入り混じる想いに、
寄り添うこともできるでしょう。
そんなとき、
グループホーム側としてできることは、
十分な気遣いを持って誠実に対応し、必要な情報をお渡しして、
少しでも不安を取り除ける努力をすることです。
見学にいらした時に
・笑顔でお迎えする
・玄関や廊下、部屋は綺麗に片づけておく
・お茶を出す
といった、ちょっとした心くばりは、
信頼を構築するためのコミュニケーションの第一歩として
とても大切です。
また、自分達が「誰」で、「どのようなサービス」を提供するのか、
などの資料は、揃えておくのがお勧めです。
入居後の生活が、わかりやすくイメージできると
安心していただけます。
もちろん、
スタッフ側も普段に比べ、気を遣う応対になると思います。
それは、
利用者さんは、お一人お一人異なる個性をお持ちですので、
その個性を見極める必要があるからです。
見学にいらした方が、どんなバックグラウンドをお持ちで
どんな心持ちでいるのか、どんな特徴をお持ちなのか、など
表面的な情報から一歩踏み込んだところで、
コミュニケーションを深める時間になるでしょう。
このように、
利用者さんやご家族にとっても、スタッフにとっても
大切な時間になる「グループホーム見学」においては、
グループホーム側の心得として、
忘れてはいけないポイントが、いくつかございます。
先日、このポイントを簡潔にまとめたものを
協会員の皆様にシェア致しました。
例えば、
・スタッフは、どのような意識を持っておくのが良いか
・質問が出たときには、どのように対応すべきか
・不安を取り除くために、具体的にどんな情報が必要か
などです。
また、この中でも、スタッフが気を付けるべき最も重要な点は何か?
についても、説明させていただきました。
これらは、
グループホーム見学に同行された相談支援員さんの感想にヒントを得て、
改良を加えたものです。
実際、この心得をスタッフで共有し、実行したところ、
相談支援員さんの反応が、以前と大きく変わりました。
グループホームを必要とされている方々が
その第一歩となる「見学」で、様々な不安を払拭できるよう
協会員の皆様には、是非ご活用いただきたいと考えております。
当協会ではこれからも
利用者の皆さんが安心して生活できるグループホームづくりのため
現場で実際に使える情報をお伝えしてまいります。
今後とも日本福祉事業者協会をよろしくお願いします。
日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵