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【アワード】第2期アワード報告その32019.10.31#お知らせ

グループホームを開業しようとしても
オーナー側の想いが
地域の皆様になかなか伝わらないことがあります。

よくあるケースとしては
条件に合う不動産が見つかって
問い合わせたところ
大家さんから、グループホームとしての利用はNG
と断られるというような些細なことです。

そのような場合は、
別の物件を探していけば問題ないのですが、
不動産は問題なく借りられても
地域から強く反対されてしまう
といったケースも、稀に発生します。

今回のアワードでは
そのような状況に直面しながら
結果的には、地域の方々とも絆を強め
利用者の皆さんに支援を行なっているO様に
「苦難を見事に乗り越えたで賞」を贈らせていただき
お話をうかがいました。

Q.
2棟目を開業される際にご苦労がありましたが
最終的には乗り越えて、現在は満床です。
どのように乗り越えていかれたのですか?

A.
反対がキツイ地域で、
厳しい意見を言う方がいらっしゃいました。

ですが、自分より先に開業された方から
「地域で反対されても、やればよかった」と
聞いていたので、乗り越えられました。

途中で心が折れそうになったこともありましたが、
現場のスタッフに
「こういう状況で、できるか?」
と聞いたところ
「やらせてもらいます。大丈夫です。」
と言われました。

現場から「やります」と言われましたので
自分も動きました。

Q.
潮目が変わり始めたのはいつですか?

A.
町内会長さんが変わられて、連絡がありました。
それまで、横断幕があったのですが
その横断幕を外したい、とのことでした。

それまでも住民の皆さんとお話してきましたが
ほとんどの方は、優しいのです。

ただ、一部の方が厳しい対応をされます。

以前の会長さんも、お立場上の反対で
お話してみると、ご本心としては
反対というわけではありませんでした。

また、一度反対をしてしまうと
それをどう収束させていいのか
先方もキッカケを必要としているのですね。

今は、自治会にも参加できていますし
地域の清掃活動にも参加しています。

清掃などに参加してみると、地域の方々も
「普通ですね〜〜」
とおっしゃいますね。

O様の適切で真摯なご対応により
現在では、この2棟目も地域にも溶け込んで
スムーズなグループホーム経営をされています。

グループホームは共同生活できる方々が入居されるため
基本的に、地域生活に問題はないのですが、
一部の方には、
グループホームについての理解が浸透していないのも事実です。

今回のO様のシェアは
アワードに参加された皆様にとっても
非常に参考になったのではないかと思います。

また、当協会のコンサルタントも
様々な状況を実際に経験しておりますので、
このような地域からの反対にあった場合も
適宜、アドバイスをお伝えしております。

グループホームの開業、運営では
利用者さん、ご家族、現場スタッフ、
行政の担当者、医療関係者、そして地域の皆様、と
人との関わり合いが大切です。

当協会では、これからも
会員の皆様が、関わり合いのある方々と
潤滑なコミュニケーションをとっていけるよう
様々な角度からサポートをしてまいります。

今後とも、日本福祉事業者協会を
どうぞよろしくお願いいたします。

日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵



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