【スタッフ教育について】2019年11月度勉強会報告その22019.11.15#お知らせ
「人」が全ての起点となるグループホーム事業では
スタッフの教育は必要不可欠です。
今回の勉強会では、
様々なバックグラウンドを持つ世話人さん達に
利用者さんに適切な支援を行ってもらうためには
どのようなアプローチで研修をするのが良いか等
コンサルタントより、お話しました。
グループホームを運営していくには
常勤のスタッフの他に
パートやアルバイトといった形態で勤務する
世話人さん達の力が不可欠ですが、
彼らは、サービス管理責任者といった有資格者と違い
特別な勉強などを受けていない普通の人達です。
普通の人であるからこそ
生活の場であるグループホームでは
とても力になる一面がある一方、
利用者さん達への支援について、
グループホームでの就業について、
共同生活のルールについて等
様々な観点から学んでいただく必要もあります。
例えば、
・適切な支援、とはどういうことなのか
・どこからが虐待になるのか
・「良かれと思って」の弊害
・利用者さん達の障害の特徴
・災害時にはどう対応すべきか
など。
どれも大切な項目ですが、
わたし達が日常生活していて得られる知識ではありません。
グループホームで勤務していただくにあたって
こういった内容については、
世話人さん達に随時習得していただく必要があるのです。
ただ、世話人さんは、1人での勤務が多くなりますので
都度、現場で伝えていく、ということは難しくなります。
もちろん、新規に採用した場合には
しっかりと必要な研修を行うことは必須ですが、
虐待など重要な項目については、
定期的に事業者側で、しっかり機会を作って
研修を提供することが大切です。
では、具体的にどのように
研修を行なっていけば良いのでしょうか。
世話人さん達も、それぞれ日々の生活がありますし
フルタイムで働けないからこそ
パートやアルバイトといった形態を取っている方も
大勢いらっしゃいます。
事業者側としては、彼らが参加しやすく、
また、参加したいと思ってもらえるような研修を
企画していく必要があります。
今回の勉強会では
グループホーム内の研修の一例として、
・実際に行った研修内容
・スケジュールの調整の仕方
・研修時の給与支払いの有無
・研修の記録の取り方
・欠席者の扱いと、フォロー
といった観点から、
当協会のコンサルタントが実際に実施し
有用であった研修形態や内容について
具体的な事例を挙げながら詳しく解説いたしました。
参加された方からは
「実際の現場の声が聞けて勉強になりました」
「グループホーム内研修会の内容が
とても役に立ちました」
といったお声をいただいています。
グループホームにおいてスタッフ教育は、
利用者さんに安心して生活できる場を提供するだけでなく
事業をスムーズに運営していくためにも
避けて通れない課題です。
当協会ではこれからも
人材育成や、グループホームのスムーズな運営という点からも
様々なサポートを提供してまいります。
今後とも、日本福祉事業者協会を
どうぞよろしくお願いいたします。
日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵