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【トラブル防止(虐待・人権)】2018年12月度勉強会活動報告その32019.01.23#お知らせ

よかれと思ってやったことで
スタッフが罰せられる可能性がある、
というのが虐待です。

日常接している世話人さん達の中には、

「かわいそうだから、〇〇してあげた」

というような、軽い意識で
大したことをしているつもりが無い、
ということが多いのです。

例えば、
利用者さんの部屋の掃除。

あまりにも汚いと世話人さんが思い、
掃除をして綺麗にしてあげた、
という場合。

これは虐待にあたるのでしょうか。

今回の勉強会では、
講師が実際にあった事例を挙げ
参加者が対応方法を考えていく
というワークが行われました。

上記の、利用者さんの部屋の掃除に関して
参加者の方々からは

・利用計画に入っていればいいが
勝手に掃除するのはダメだと思う
・両親や後見人などに合意をとってから
掃除を行う。
・本人の許可を得て、一緒に掃除をする。

などのご意見が出ました。

他の事例では、
作業所への送迎。

グループホームから作業所が遠いので、
世話人さんがよかれと思って
車で送ってあげた、という場合。

参加者の皆さんからは、

・一人で行くのも自立の訓練なので
その機会を奪うのは虐待ではないか。
・簡単なことを支援されると
馬鹿にされている気になる。
・自立支援の目的から外れる。
・万一、事故が起きた場合、リスクがある。

など活発に
問題と思われる点の発言が続きました。

どちらの事例も、
世話人さん達の側に、悪気はありません。

「よかれと思って」という親切心が
虐待になってしまうというのは、
非情に残念なことです。

これらの事例については講師より、

・何が問題となるのか
・どういう視点で考えるべきか
・スタッフと共有しておくべき知識

といった観点から、
具体的な対応方法の解説致しました。

利用者さん、保護者の方々に安心いただく為にも
スタッフの皆さんを守る為にも
グループホーム事業者として
虐待に対して真摯に取り組む必要を
改めて感じた勉強会でした。

当協会ではこれからも
協会員の皆様に十分な情報をお届けできるよう
継続的に勉強会を開催してまいります。

今後とも、日本福祉事業者協会を
どうぞよろしくお願いいたします。

日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵



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