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【人権】2018年9月度勉強会活動報告2018.09.18#お知らせ

「飲み会に行きたい」

利用者さんが、そう希望を伝えてきたとき
どう対応するべきなのでしょうか?

9月の勉強会で、そんな話題があがりました。
勉強会のテーマは「人権」。

非常にアタリマエで、つい忘れがちですが、
わたしたちは「基本的人権」が保証されています。
人間らしい、当たり前の生活を送る権利です。

わたしたちは日常、
自分の行動を、自分で考え、自分で選択し、
自分で決定しています。
当然の権利として、当たり前にやっています。

「自分の意思で選択し、決定する。」

グループホームの利用者さんも
当然ながら、その権利を持っています。

この観点で見た時、

「飲み会に行きたい」
とか
「コンサートに行きたい」
「パチンコに行きたい」

という利用者さんの希望は、当然叶えられるべきでしょう。

ですが、
このような希望が叶えられていないホームもある、
という残念な実態もあるようです。

・夜遅く帰ってくるのは困る
・ホームの食事を食べず、外食されては困る
・利用者さんに万一のことがあったら困る
・スタッフの出勤時間の都合が合わない

といった、など、様々な理由はあるとは思いますが、
残念ながら、これらは全てスタッフ側の理論です。

それが結果として、
利用者さんの権利を侵害していることになってしまいます。

グループホームは、利用者さんの「家」であり、
利用者さんが「主役」なのに、
スタッフの都合に合わせることを強要されるのでは本末転倒です。

では、どのように対応すればいいのでしょうか?
事業者として、どのような指針を持っているべきでしょうか?

人材や財源が無尽蔵にあるわけでもありません。

その中で、グループホームを運営する事業者として、
利用者さんの権利を侵害せず、
安全を確保するためには、どういった対応が適切なのでしょう。

今回の勉強会では、
利用者さんの「自由」を尊重しつつ「安全」も考慮して、
事業者として適切な対応を取る方法や、
そのベースとなる考え方などが、丁寧に説明されていました。

数十年にわたり福祉の現場で経験を積んできた
当協会のコンサルタントだからこそ話せることや、
事例を交えたアドバイスなど、
明日からでも、現場で活かしていけるものだったと思います。

利用者さんが居心地の良い「家」で過ごせるように
当協会では、これからも
様々な勉強会を開催してまいります。

今後とも、
日本福祉事業者協会をどうぞよろしくお願いします。

日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵



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