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【利用者獲得】2018年10月度勉強会活動報告その32018.11.06#お知らせ

「早く満床にしたい。」
「たくさんの方に入居してもらいたい。」

グループホームを開設し、入居者の募集をはじめると
事業者側としてはそんな想いにかられます。

せっかくグループホームを作ったのだから
必要としている方に一刻も早く届けたい、と思うのは当然です。

ですが、この想いだけで受け入れをすすめ、
入居前の確認や合意を怠ってしまうと、
後々、大きなトラブルが発生するということがあります。

グループホームの性質上、
入居希望者に必ず伝えなくてはいけないことがありますし
ご本人にも、ご家族にも理解してもらわなくてはいけない事項が
いくつかあるのです。

今回の勉強会では
サービス管理責任者として現場経験も豊富で
様々なタイプの利用者さんやご家族をサポートしてきた講師が
入居を受け入れる際に、気を付けるべき点などについても
実例をベースにお伝えいたしました。

グループホームというのは生活の場です。
他の入居者さんもいらっしゃる共同生活になりますし
地域生活ということを考えれば、
迷惑行為など、通常支援で対処できないものは受入れが難しくなります。

また、入居を希望される方も、ご家族も
グループホーム自体初めて、という方も多くいらっしゃいます。

その為、どこまでのサポートが可能で
どういう状態だと支援が難しくなるのか、ということを
事前にお伝えすることが重要になってくるのです。

例えば、迷惑行為をするなど問題が発生した時、
グループホームとして、どのような形で対応するのか、
という点は合意しておく必要があります。
もちろん重要事項説明書や契約書に記載はされていますが、
必ず、ご本人、ご家族、関係者全員に口頭でも伝えることが大切です。

それは、どのようなタイプの症状をお持ちの方でも
必ず合意しておかなくてはいけません。

何故なら、今まで全く迷惑行為などをしたことが無いような人でも、
グループホームに入居することで環境が大きく変わり、
症状が出てしまうことがあるからです。

また、家や病院では気にならないようなことも
グループホームでは周りに迷惑をかけてしまう、
ということが時々あります。

そのような問題が発生してしまった場合、
一番苦しいのは、利用者さんご本人です。

入居前に、ご本人、ご家族、関係者全員と
様々な点について情報を共有し、合意を形成しておくことは
利用者さんに安心して生活してもらうためにも
とても大切なことなのです。

今回は、入居者さんの迷惑行為以外にも、
グループホームで発生し得る様々なトラブルの実例やその対処法、
それらの根本原因と、事前対策の具体例や効果など
あらゆる角度から詳細に解説が行われました。

勉強会に参加された方々からも

「面談時に気を付けるべきことが、勉強になりました。
実際の面談の際に、活用させていただきます。」

「非常に参考になりました。
具体的なお話とトーク術までいただけて、ありがたかったです。」

というご感想をいただきました。

事業者側がしっかりと、事前に十分な説明を行うことで
防げるトラブルはいくつもあります。

当協会では、これからも
グループホーム運営に必要な情報をお伝えできるよう
勉強会を開催してまいります。

今後とも日本福祉事業者協会をよろしくお願いします。

日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵



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