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【利用者選定】2019年3月度勉強会活動報告2019.04.05#お知らせ

グループホームを開設している事業者にとって
利用者さんの入居はとても嬉しいことではありますが、
運営していく中で、退去される利用者さんも
必ずいらっしゃいます。

「退去」というと
後ろ向きなイメージを持ってしまいがちですが
実は、グループホーム側が
しっかりと利用者さんの退去について考えておくことが
利用者さんのために必要なことでもあるのです。

今回の勉強会では
実際に、サービス管理責任者としても
様々な現場で利用者さんと向き合ってきた
当協会コンサルタントより、
グループホーム運営側として
利用者さんの退去をどう考えるべきか
詳しく解説させていただきました。

例えば、
何かしら問題を抱えている利用者さんの場合、
運営者として、利用者さんご本人のためにも
過去どのような症状を持っていたのか、
現在どのような状態にあるのかなどを、しっかり把握し、
グループホームとしてどこまでケアできるかを
見極めておく必要があります。

従って、退去についても
その延長線上で考えておかなくてはなりません。

つまり、「退去」は
「入居時」に考えておくべき事柄なのです。

実はこの
「入居時に退去について考えておく」というのは
利用者さん側にとっても、とても大切です。

事前に、合意も話し合いも無く、
突然、急に「退去」と言われても
困るのは利用者さんご本人と、ご家族です。

どのような状況になったら退去になるのか
その場合、どういった対応が必要なのか
といったことを、
ご本人も、ご家族も、相談支援員さんも
グループホーム側も、合意しておく必要があります。

また逆に、退去させたくないから、と
利用者さんの状態があまり良い状態ではないのに
グループホーム側で無理をして
継続して住んでもらっていた場合に、
万一、問題が発生した時に被害を受けるのは
利用者さんご本人です。

様々なバックグラウンドをお持ちの利用者さんで
一時的に状態が思わしくないといった状況でも
早い段階であれば、関係各所と相談し
一時的に病院に戻って状態を整えることもできますが
ギリギリまで対処せず放置した場合
最悪、周りに迷惑もかけることになりますし
ご本人も措置入院などになってしまうこともあり得ます。

今回の勉強会では
利用者さんご本人やご家族のためにも
また、同時にグループホームの運営を考える上でも
「退去」について、何をどのように準備しておくべきか
具体的なアドバイスがありました。

利用者さんの入退去は
グループホーム運営者として
常に向き合っていかなくてはならない課題です。

当協会ではこれからも
協会員の皆様がスムーズに運営できるよう
現場で役立つ情報をお伝えしてまいります。

今後とも、日本福祉事業者協会を
どうぞよろしくお願いいたします。

日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵



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