【助成金の活用について】2019年12月度勉強会報告その22019.12.25#お知らせ
グループホームを運営する際
経営側として、どうしても考えなくてはならないのは
スタッフの人件費です。
利用者さんに適切な支援を行なっていくために
きちんと人材を確保し、
適切なお給料をお支払いし、
且つ、事業を継続していくための利益も
確保していかなくてはいけません。
利用者さん達の生活を支援していくスタッフを
雇用し、教育し、そして継続的に就業してもらわなくては
グループホームは成り立たないのです。
その人件費の部分を賄うための
事業者側の選択のひとつが「助成金」です。
今回の勉強会では
厚生労働省の助成金を月100件近く扱っている
助成金のプロフェッショナルに
・どのような選択肢があるのか
・どんな助成金がグループホームに合うのか
など、詳しくお話をうかがいました。
助成金の申請は、通常、
社会保険労務士の方に申請を代行してもらうことが
多いと思います。
ですが、
自社で契約している社労士さんに相談しても
あまり色よい返事をもらえない、
なんてこともあるそうです。
それは、助成金はプロの社労士さんにとっても
わかりにくかったり、なかなか面倒なことも多く、
自社の事業にどの助成金が合っているのか
時間をかけて申請するべきかどうかなど
検討して適切なものを適切に申請するのは
かなりの労力を必要とするからなのだそうです。
今回、勉強会で講師をつとめてくださった方は
福祉業界出身で、福祉のことに詳しい上に
福祉事業で仕事をしていた時に、もし助成金を知っていたら、
どれだけ助かっただろう、という想いから
福祉業界の方々に助成金を活用してもらえるよう
人事労務の専門家として
多くの助成金の申請に携わっていらっしゃいます。
そのため
今回ご紹介くださった様々な助成金についても
・どんな事業所に合っているのか
・どのようなタイミングで申請するのが良いのか
といったことから
・非正規雇用の方がいるのであれば使えるもの
・有期雇用から無期雇用にする場合に使えるもの
・スタッフのキャリアアップを考えている場合に使えるもの
など、具体的な事例を挙げながら
解説くださいました。
参加された会員の方からも
「助成金の仕組みがよくわかりました」
「積極的に助成金を使っていきたいと思います」
「キャリアアップの助成金について
詳しく知ることができて、よかったです」
といったお声をいただきました。
良く知れば使えるけれど
知らないために、十分に活用できていない、
また、詳しいお知らせなどはもらえない、
という助成金のような制度は
事業者側が情報収集してアプローチしていく必要があります。
当協会では、そのような専門的な情報についても
プロフェッショナルをお招きしながら
会員の皆様に勉強会などを通じてお伝えして参ります。
今後とも、日本福祉事業者協会を
どうぞよろしくお願いいたします。
日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵