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【就労A特別勉強会】2020年9月度勉強会報告その32020.10.19#お知らせ

社会的に求められている事業でもあり、
障害者の方の自立に繋げることが可能で
ビジネスとしても事業性が高い就労継続支援A型事業について
今回の勉強会では、専門家の方をお招きして
詳しく教えていただきました。

参加された方の多くは
既にグループホームを何棟か運営されている
グループホームオーナーの方でしたので、
グループホーム事業者にとって就労A型事業に参入するアドバンテージや、
事業の違いについても、実例を基に解説いただきました。

グループホーム事業者にとって
就労A型事業への参入は、大きく3つの点において
とても有利なのだそうです。

まずひとつは、人材。

グループホームとして、既にサービス管理責任者を抱えており
また、福祉事業関連のお仕事をしている人材もにいることで
自社のスタッフを就労A型に回すことが可能です。

人材がなかなか見つからないことも多いそうなのですが
就労A型で必ず必要となる「人材」が身近にいる
というのは、大きなメリットのひとつになります。

次に、行政。

グループホームを運営しているということは
既に、地方自治体の福祉課と繋がりを持っています。

福祉に関わったことのない事業者だと厳しいハードルであっても
既に福祉事業を行っているということが
行政への申請に関して、大きくハードルを下げることになります。

ただもちろん、福祉業界以外の方の参入も多く
開業に向けてのサポートは十分可能であるとのことでした。

最後に、業務の切り出し。

就労A型の事業においては、
利用者さん達が行う仕事を確保することが必要です。

グループホームを複数棟運営しているということであれば
グループホーム内での清掃や備品補充など
人件費をかけている業務を、就労A型に委託することができます。

グループホームとしても、就労A型としても
メリットがある形で事業を作っていくことが可能です。

別の観点で見てみますと
グループホームは主に夜間の支援が重要ですし
利用者さん達の生活を支えていますので
24時間365日、運営することが求められます。

一方で、就労A型は、通常の企業と変わりません。

平日の日中だけ事業所を開き、
基本的に土日祝日はお休みとなるため
人件費の管理がしやすい事業モデルです。

また、就労A型事業所を開業するために必要な

・物件
・人材
・仕事

ですが、人材は前述の通りグループホーム事業により
大きくアドバンテージを持っており、
物件に関してもグループホーム事業での経験が役に立ちます。

ただ、グループホーム事業と大きく異なる点が
「仕事」を用意する必要があるということです。

今回は、実際に最近就労A型の開業を決め
仕事を探したというご経験をシェアしていただき

・人脈と仕事の関連性
・開業に向けた「積算根拠」を作るための考え方
・アプローチから契約までの流れ
・人脈が無いところから仕事を得る方法

といった、具体例を基に

・他の事業と大きく異なる点
・失敗しやすい考え方
・就労A型だからこそ受けられる仕事

などを非常にわかりやすくお話しいただきました。

グループホーム事業者だからこそ持つメリットと
就労継続支援A型事業の持つ特徴がはっきりわかるような
勉強会だったのではないかと思います。

当協会ではこれからも
福祉事業を営む皆様にとって必要な情報を
発信してまいります。

今後とも日本福祉事業者協会を
どうぞよろしくお願いいたします。



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