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【成功事例】他業種連携で障がい者福祉に新しい風を。人に勇気を与える「オシゴト3.0」の世界を創る!(後編)2022.08.02#お知らせ

社会福祉事業者の方を対象に、本協会ではインタビュー取材を行っています。今回は、福祉バンク株式会社・代表取締役の白石直之氏にインタビューを行いました。M&Aに他業種連携の可能性を見出した白石氏が語る「オシゴト3.0」の世界とは。社会福祉事業者や、まだ社会福祉と直接かかわりのない企業経営者の方にもぜひ読んでいただきたい内容です。

前編はこちら。

 

メディアとM&Aで福祉事業者と企業をつなぐ

――白石さんが解決したい社会課題についても、ぜひ教えてください。

白石氏:働くことで幸せになる人を、一人でも増やしていきたいです。障がい者の方に限らず、障がい者の方から学んで健常者の方にも働く幸せを感じてほしいですね。

個性を活かして働くことができる環境を提供できれば、そういう人を増やせるのではないかと。私一人だけの力で、社員が100人を超えるような企業をいくつもつくることはできません。しかし、M&Aの仕事を通じて知り合った経営者の方々がたくさんいます。そして、人手不足や法定雇用率の課題がある。それなら、社会福祉事業者と企業をメディアとM&Aでつないでいった方がレバレッジが利きます。

自社メディアとして、公式サイト(https://fukushibank.co.jp/)で『Oshigoto media』という形でインタビュー記事を投稿しています。日本社会福祉事業者協会さんもインタビュー取材をしていらっしゃいますから、姉妹サイトのような形で障がい者福祉業界や業界外に情報発信していけたらと思います。

「オシゴト3.0」を実現し、障がい者がより認められる社会へ

――ぜひ姉妹サイトとして連携しましょう。最後に、今後のビジョンについて教えてください。

白石氏:私たちの強みは、障がい者就労施設と他業種をつなぐことです。他業種連携の支援をしている会社はまだまだ少ないと思います。その強みを活かして、障がい者のそれぞれの個性にあった、障がい福祉事業所だからこその、「オシゴト3.0」企業を増やしていきたいです。

オシゴト3.0への成長とイメージ

 

オシゴト1.0」は、今までやっている仕事で、いわゆる内職的な仕事です。例えば、DM発送や検品などのルーチンワーク。比較的簡単な仕事です。

オシゴト2.0」は、ジョブボンさんのような古本の書き込みチェックやクリーニングなど、単調かあるいは細かくて集中力が必要な作業でもきっちりできる人、品質を担保できる人に、個性を活かして仕事をしてもらうこと。

オシゴト3.0」は、障がい福祉事業所だからこその仕事です。例えば、人に勇気を与えられる仕事で、UNROOF(https://unroof.jp/)という会社では、精神障がいや発達障がいをお持ちの方が活躍できる場を提供しています。SDGsや社会貢献の観点から、積極的に取り組む企業も増えてきています。

オシゴト3.0の世界を創ることができれば、今より活躍できる場が増え、障がい者の方も健常者の方も、それぞれの個性にあった仕事ができ、多様な今よりも他者と比較しない、そんな生きやすい社会にしていけたらなと思っています。



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