【日々使用する書類について】2019年10月度勉強会報告その32019.11.05#お知らせ
世話人さん達が毎日記録していく書類は、
サービス管理責任者にとっても、組織全体としても、
とても大切な資料となります。
今回の勉強会では、
世話人さん達に、どのように記録を書いてもらうと
サービス管理責任者側として、
また組織運営を考える上で、
理解しやすく、使いやすい書類になるのか、という点に関しても
コンサルタントより解説致しました。
グループホームに入居される利用者さんに対して
サービス管理責任者は
個別支援計画を必ず作成します。
この個別支援計画は、
利用者さんへの支援の基盤です。
そして、この個別支援計画は
定期的に見直し、振り返りを行う必要があるのですが
その際に参考にするのが
世話人さん達が日々書いている記録なのです。
わたし達が日々仕事して家に帰ってきて
ふうと一息入れるのと同じように、
利用者さんがリラックスして、ご本人の素を出せるのは
帰宅して就寝までの、17時から21時くらい、
家であるグループホームで過ごす時間です。
そして、
この時間に一緒に過ごしているのは世話人さん達。
その為、サービス管理責任者は、
世話人さんが書く日々の記録から
利用者さんおひとりおひとりの状態を読み取り、
個別支援計画の見直しや振り返りを行っていきます。
また、組織としても、
これらの日々の記録は、欠かせません。
グループホームは、
複数の世話人さんが交代で支援に入ります。
世話人さん自身も、まず、前日までの記録を読むことで
ここ数日、利用者さんがどんな様子なのか、
今日はどんな支援が必要なのかを把握することができるのです。
このように、様々な関係者が必要とする日々の書類ですが
では、サービス管理責任者はどのような情報を読み込んでいて
一方で世話人さん達は、何を必要としているのでしょうか。
また、運営側としては、
それらを漏れなく的確に、毎日欠かさず、
全ての世話人さんが同じようなレベルで書いてもらうには、
どのような工夫ができるでしょう。
今回は、実際使っている書類を見ながら
様々な成功例失敗例をベースに
そのポイントをお伝えしました。
グループホームの運営は
日々の記録に限らず、様々な角度から工夫し
考えていくべきことがたくさんあります。
当協会ではこれからも、勉強会などを通して
経験豊富なコンサルタントが
継続的にサポートを行ってまいります。
今後とも、日本福祉事業者協会を
どうぞよろしくお願いいたします。
日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵