新着情報

【虐待】2018年11月度勉強会活動報告2018.11.27#お知らせ

「虐待」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?

酷い事件、暴力行為、
普段の生活では考えられないもの。
そんなイメージはありませんか?

今日の勉強会では、
そんなイメージを覆すようなお話がありました。

それは、

「虐待は、起こるもの」としての準備が必要

という講師の言葉です。

虐待は、特別な人が引き起こすものではなく
誰もが虐待する可能性を持っている
という、衝撃を受けるような事実。

今回は、現場経験が非常に豊富で
虐待や人権についての登壇も多い
当協会のコンサルタントが講師を務めました。

様々な事例を経験してきた中から、
いかに「普通の人」が、知識不足や認識不足によって
ボーダーラインを悪気なく踏み越えてしまうか、
また、それを止めるにはどのような対策が効果的か、
など、具体例を交えながら解説がありました。

「支援」には、まず、「適切な支援」があり、
それを超えたところに「不適切な支援」があり、
それが限度を超えると「虐待」になる、ということです。

つまり、虐待の防止は、
何が「適切な支援」で
どこからが「不適切な支援」なのかを
しっかり認識することから始まります。

「不適切な支援」は
思っているよりも、ずっと身近に、
日常の行動や認識の中にころがっています。

例えば
・利用者さんを、親しみを込めて
ニックネームや「ちゃん」付けで呼ぶのは?
・遠くから利用者さんを大声で呼びつけるのは?
・利用者さんができることに、親切で手を貸すのは?

これらは「適切な支援」でしょうか。
「不適切な支援」になるのでしょうか。

今回の勉強会では、
この「適切な支援」と「不適切な支援」について
根本となる考え方を体に染み込ませるように、
普段のなにげない行動に潜む落とし穴についても、
具体的な事例を数多く挙げて
様々な角度からお伝えしました。

グループホームを運営する事業者として、
虐待の問題は、避けて通ることはできません。

何か起こった時に「知らなかった」では
済まされない問題なのです。

管理者、サービス管理責任者だけでなく、
いかに、全ての世話人さん達にも浸透させていくか、
という課題もクリアしていく必要があります。

当協会では、これからも
不適切な支援や、虐待を防ぐために、
継続的に勉強会を開催してまいります。

今後とも日本福祉事業者協会をよろしくお願いします。

日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵



CONTACT

事業サポートのご質問やご応募・その他お問い合わせは
お気軽にフォームからご連絡ください。
※営業連絡はおことわりいたします。

CONTACT

協会員募集