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【虐待】2018年11月度勉強会活動報告その22018.11.27#お知らせ

日本福祉新聞の記事に、
年間500件の虐待の報告が上がってきている、と
掲載されていたそうです。

きちんと報告されたものだけで500件、ということは、
実際はもっと多くの虐待が行われていると考えられます。

虐待は、どこか遠くのことではなく
普通の世話人さんでも、起こり得ること。

虐待を防ぐには、まず
「不適切な支援」を防ぐことが大切でした。

そして、今回の勉強会では、たくさんの実例を紹介しながら
よかれと思ったことが、実は「不適切な支援」にあたることが多々ある
と学びました。

何故、虐待や不適切な支援が起こるのでしょうか。

虐待や人権について、数多くの研修も行う
当協会のコンサルタントが講師から解説がありました。

グループホームでは、事業者側が上の立場で、
利用者さんや保護者の方々が下の立場になってしまいがち、
という構造があります。

利用者さんや、保護者の方々からは
グループホームに対して意見を言いづらいのです。

そして、利用者さんや、保護者の方々から
あまりご意見が出ないために、
「自分達の支援はきちんとしている」
と思いこんでしまう、ということが起こります。

せっかく利用者さん側から貴重なご意見をいただいた場合でも
それを受け止めず、
「手伝ってやってるのに」
といった意識が出てくることが往々にしてあるそうです。

また、
「このくらい、いいよね」
「おおごとにしなくて、いいよね」
といった、スタッフの空気感の中で
不適切な支援が、長期間にわたって行われることも
多いというお話でした。

では、どうすれば防いでいけるのでしょうか。

何よりもまず、
事業者が人権についてしっかりと理解しなくてはいけません。
その上で、もちろん
スタッフひとりひとりに人権意識をもってもらうよう、
研修していくことも欠かせません。

今回は、それに加えて
すぐに導入できることについても紹介がありました。

例えば、
・引継事項や業務日誌の書き方
・スタッフの服装
・利用者さんに対しての呼びかけ方
など。

認識不足から発生する「不適切な支援」が
ひと手間、ふた手間かけるだけで
「適切な支援」に変わるのです。

事業者として、虐待の防止は
必ず対策を行っておく必要がある課題です。

当協会では、これからも
不適切な支援や、虐待を防ぐために、
継続的に勉強会を開催してまいります。

今後とも日本福祉事業者協会をよろしくお願いします。

日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵



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