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【訪問看護】2020年1月度勉強会報告2020.01.11#お知らせ

2020年最初の勉強会は
グループホーム事業と関係性の深い
訪問看護事業について学びました。

グループホームに入居されてる利用者さんの中には
訪問看護を使ってサポートを受けている方も
多くいらっしゃいます。

今回は、実際に訪問看護事業を立ち上げ
グループホームを中心にサービスを提供している
事業者の方をお招きし、
利用者さんにとってどのようなメリットがあるか
グループホーム事業者側にとってはどうか、など
詳しくお話しをしていただきました。

まず、訪問看護と、訪問介護の違いについて。

訪問看護は名前の通り
看護師がその方の住まいを訪問して
患者さんの障害や症状に応じた看護を行います。
健康状態の悪化防止や回復に向けて
サポートをする事業です。
また、主治医の指示を受け、
病院と同じような医療処置も行います。

一方、訪問介護は、
介護を必要とされる方のご自宅に訪問し
食事・入浴・排泄など身体的ケアをしたり
日常生活を送れるようにサポートを行います。

今回のテーマは、
障害者向けグループホーム事業向けに行われる
訪問看護についてです。

グループホーム利用者さんの場合、
利用頻度は利用者さんの状態によって異なりますが
週に1〜3回の訪問が一般的です。

看護師の方がグループホームを訪問し
バイタルの測定(血圧、体温、酸素濃度、全身状態の観察)や
内服状況の確認を行い
利用者さんの状態を記録に残していきます。

万が一の場合のための
24時間オンコールでのサポートもあります。

日常的に服薬していたり、不安定な状態がある利用者さんにとっては
定期的に看護師さんにチェックしてもらえ、
非常時にも対応してもらえるというのは、
ご本人にとっても、ご両親やご家族にとっても
非常に安心できる要素です。

ご本人やご家族が
グループホームへの入居を検討する際に
訪問看護が受けられるホームである、というのは
決断を促すひとつの大きな要素になり得るでしょう。

事業者としても
看護師というプロフェッショナルが定期訪問してくれて
利用者さんの状態を確認してもらえるというのは
大変ありがたいことです。

ただ、利用者さん全員が自己負担なく
訪問看護のサービスを受けられるかというと
そうではありません。

精神科に通院していたり
主治医が訪問看護の導入を必要と判断した場合など
条件はあります。

ですが、事業者としては、可能であれば
全ての利用者さんの安心・安全のために
看護サービスを導入していきたい、という想いも出てきます。

今回の勉強会では、
そのように訪問看護サービスの対象とならない利用者さんにも
看護のサポートを導入していくにはどのような選択肢があるか
という点についても、詳しい解説もありました。

参加された方からは

「訪問看護はまったく知らなかったのですが
今回のお話で、非常に興味を持ちました」

「大変勉強になりました」

といったご感想をいただきました。

当協会ではこれからも、
グループホームの利用者さんにとっても
また、協会員の皆様にとっても役に立つ情報を
勉強会などを通じて発信してまいります。

今後とも、日本福祉事業者協会を
どうぞよろしくお願いいたします。

日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵



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