【訪問看護】2020年1月度勉強会報告その22020.01.17#お知らせ
訪問看護は、基本的に
利用者さんのためのサービスですが、
実は、グループホーム事業者にとっては
それだけでなく副次的なメリットも発生します。
今回の勉強会では
グループホームに訪問看護を入れることで
利用者さん達だけでなく
世話人さん達にとってもメリットが大きい
ということについても、詳しくお話しいただきました。
グループホームの世話人さんは
看護や介護などの資格や専門知識の無い
普通の方が多くいらっしゃいます。
実際にグループホームに入ってみて
利用者さんのお世話をしてみたのだけれど
上手くいかなかったり、
どのように対応していいかわからなくなったり
ということは、よくあります。
グループホームとしても、
もちろん、ホーム内で研修を行ったり
サービス管理責任者がサポートしたりなど
様々な対応を行います。
ですが、それにプラスして、定期的に
医療のプロフェッショナルである看護師が訪問してくれ、
利用者さんの健康状態の悪化を防いだり
回復に向けてのサポートなど
お一人お一人の障害に応じて必要な看護をしてくれる、
というのは、利用者さんご本人だけでなく
世話人さんにとっても大きな安心材料になります。
例えば、
利用者さんの多くが薬を服用されますが
この薬の内服状況の確認や、薬のセットも
今までやったことのない普通の人にとっては
なかなかストレスのかかるものです。
利用者さんに「薬を飲みたい」と言われても
飲ませていいのか、飲ませないべきなのか、
どのように対応すればいいか判断がつかないこともあります。
ですが、定期的に看護師の方が来てくれて
薬をセットし、指示をしていってくれることで
世話人さんもストレスなく内服のサポートができますし
利用者さんにとっても間違いなく
必要な量の薬を、必要なタイミングで飲むことができます。
また、他には、
訪問看護のサービスを受けることで、
主治医とのやりとりを看護師が行ってくれるようになります。
障害についての専門的な話の対応は、
普通の世話人さんには負担がかかりますので
この部分を請け負ってくれるだけでも
世話人さんは、ストレスが大きく減るでしょう。
つまり、訪問看護サービスを受けることで
利用者さんの健康状態や精神状態の安定に
大きくメリットが生まれるだけでなく、
世話人さんにとっても
利用者さんについての不安やストレスの軽減が見込まれます。
世話人さんのストレスが減るのは
当然、離職率の低下に直接つながりますので
事業者にとっても大切な視点です。
参加された方からも
「早速、訪問看護ステーションに
問合せたいと思います!」
「訪問看護についてのメリットの話は
とてもわかりやすく、参考になりました」
などご感想をいただきました。
当協会ではこれからも
利用者さん、世話人さん、事業者の
全員にとってメリットのある情報を
勉強会などでお伝えして参ります。
今後とも、日本福祉事業者協会を
どうぞよろしくお願いいたします。
日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵