【訪問看護】2020年1月度勉強会報告その42020.01.31#お知らせ
グループホームとして
訪問看護のサービスを導入するのは
利用者さんにとっても、世話人さんにとっても
また、事業者にとってもメリットのあることです。
今回の勉強会では
実際に訪問看護事業を立ち上げ
グループホームを中心にサービスを提供している
事業者である講師の方をお招きしましたので、
訪問看護サービスを受けるメリットから
更にもう一歩踏み込んで
経営者として、更に事業を拡大していくことを念頭に
訪問看護サービスの経営的な側面についても
具体的な事案を盛り込んでお話いただきました。
勉強会に参加されてる方々は、
グループホーム事業を展開している事業者ですので
当然ながら、グループホーム事業の安定は
最重要課題にはなりますが、
グループホームを4棟、5棟と展開してくると
事業の運営にも余裕が出てきます。
経営者としては、収益が確保できメリットがあれば
訪問看護事業を立ち上げるという視点でも
この訪問看護サービスを検討することが十分可能です。
今回は、
実際に訪問看護事業の立ち上げから
軌道に乗せるまでの全てを手掛けてきた講師の方より
・どのようにして訪問看護事業を立ち上げたか
・どのような点が苦労したか
・訪問看護事業を行うメリット
・立ち上げるための準備には何が必要か
・看護師の募集についての注意事項
など、惜しみなくシェアいただきました。
例えば、
訪問看護事業にとって、鍵となる人材である
看護師を確保することは最優先課題のひとつですが、
実際に看護師を募集してもなかなか集まらない
という現状があります。
看護師の方から見ると
・精神科病棟での経験がないと難しい
・一般の看護師とは無縁のお仕事
というイメージが先行して
資格があっても、応募につながらないのです。
また、通常、訪問看護では一般のご家庭に訪問しますので
男性宅への一人での訪問は避けたいという女性看護師も
多くいらっしゃいます。
講師の方からは、このような点について
・どのような募集を行うことで人材が確保できるか
・どのような文言を書くと安心してもらえるか
といった具体的な方法について
実例を挙げながら説明がありました。
その他にも
・提出資料の作成について
・24時間音コールへの対応方法について
・主治医との連携について
・人員の常勤換算について
など、事業を立ち上げるとしたら
必ず必要になる情報についても
詳しく解説をいただきました。
参加された方からは
「早速検討したいと思います」
といった前向きなご感想をいただいております。
当協会ではこれからも
会員の皆様の事業の発展に有益な情報を
様々な角度からお届けして参ります。
今後とも、日本福祉事業者協会を
どうぞよろしくお願いいたします。
日本福祉事業者協会事務局:杉本織恵