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国立病院機構様 虐待防止研修に登壇致しました2023.12.13#お知らせ

2023年11月、国立病院機構九州グループ様の管理職者様研修にて、当協会理事2名が「虐待防止」をテーマにした講義を2駒担当させていただきました。

同機構様での登壇は、昨年度に引き続き2回目となります。令和3年度の法令にて、医療・福祉の分野において虐待防止対応が義務化されました。

当協会では、主に福祉事業オーナーである協会員様に向けて、虐待防止をテーマにした講座を定期的に開催してまいりました。また、事業所のスタッフ様に向けた、学びやすい動画講座の企画し、ご提供しております。

それらのセミナー・研修プログラムを担当している協会専務理事奈良ゆうきと、理事の中込慶太が、今回の国立病院機構様研修会に講師として登壇し、現場のリーダーとして重責を担われている皆様に向けて、「虐待防止」をテーマにした講義をさせていただきました。

どちらの講義も、昨年ご好評をいただいたグループワークを取り入れ、大変闊達な議論とご発表を頂戴しました。

 

 

「障害者虐待防止における事例 共有と今後の対策」 講師:中込慶太

昨年に引き続き、グループワークを通じた事例検討を中心に講義を実施しました。虐待防止において重要なのは、虐待の芽を個人ではなくチームとして対応することが大切です。誰もが、虐待をしたくて仕事をしているわけではありません。      

虐待発生理由の第2位はストレス、第1位は教育の問題です。この問題に対して、日頃から対処し適切なケアを心掛けることが必要です。       

一番効果的なのは、皆で客観的事実を共有することです。     

虐待に関してはまだまだ、他人事のように考えることが多いのも現状ですが、ヒヤリハットと同様、日々の話し合いの積み重ねが虐待予防に繋がります。グループワークを通して、些細な疑問、違和感を話し合う、話してみることが虐待の芽を小さく対処してくれるきっかけになります。             

話しづらいことではありませんし、話すべき優先事項が高い項目です。是非、今回のように職場の中で風通しよく意見交換して頂きたい、        

そして、声なき声を聴いて頂き悲劇が起きないように願っています。遠隔でもグループワークは出来ることを十分証明して頂いたと思います。

 

 

「虐待を生み出さないためチームをつくる コーポレートコーチングを活用したリーダーシップ」 講師:奈良ゆうき

本講義では虐待を生み出さないために、具体的な方法論以前に、個人やチームのマインドに着目して、虐待を生み出さない組織づくりをテーマに、最新の認知科学に基づいたコーチング理論やリーダーシップとチームマネジメントの方法をお伝えしました。

第一部では人間の認知の仕組みを理解するとともに、個人に着目し、自分自身のマインドを整え、より良いパフォーマンスが発揮できる状態をつくりだすセルフコーチングについて学び、後半の第二部ではそれを組織、チームに応用し、前向きで建設的なコミュニケーションが活発に行われる”虐待を生み出さないチーム”をつくりあげるための具体的なアプローチについても考える時間を取らせていただきました。

2時間の講義はノンストップで行いましたが、様々なワークを通して、自分の内面と向き合ったり、自分やチームの目指すべき理想的な姿やあるべき姿をイメージし、その実現に向けてどうしていけばよいのかグループでディスカッションをしたり、普段、現場レベルではなかなか考えることができない本質的な課題を考えることに、皆さんとても前向きに、楽しそうに取り組まれている姿がとても印象に残りました。

今後、各自の組織に戻られた中で、参加者の皆さんがリーダーシップを発揮して、より良いチームとその環境づくりに力を発揮していただけることが大変、楽しみです。



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