福祉事業者のための資金繰り向上講座「最新助成金セミナー」2025.04.23
2025年2月17日に、当協会が主催する「福祉事業者のための資金繰り向上講座「最新助成金セミナー」」を開催しました。
講師は助成金制度推進センター 理事長である藤田 剛氏です。
本稿では、セミナー当日の内容の一部をご紹介します。
福祉事業者のための資金繰り向上講座
取りこぼし厳禁 昨年実績677万円獲得
「最新助成金セミナー」
1.申請すれば必ずもらえるお金とは!?
助成金と補助金その違いわかっていますか?
簡易的な見分け方として
国保連→給付費
福祉事業者がサービスを提供して国から入ってくるお金
厚労省→助成金
厚労省が主に扱っているもの。主に雇用に関するもの中心にしたお金の制度
総務省→補助金
総務省主幹で例えばITを導入する時とか経済の進行に必要なサポートをしてくれるのが補助金
という分類ができます。
では、補助金と助成金の違いは?
助成金は、要件が合えば必ずもらえるのに対して
補助金は、採択に受からなければもらえない制度になっています。
また、助成金は労働保険料を納めていれば取得可能です。
セミナーでは、ある福祉事業所の1年間の助成金取得状況を開示して説明しています。
助成金を活用し、活用できるものは確実に活用するのが安定経営の鉄則です。
しかし、中小企業庁によれば、
助成金の認知率は、51.5%、理解率は16.8%
利用率に至っては、わずか6%しか活用できていないそうです。
「助成金を活用していくことを最優先に考えていただきたい」と、藤田氏は主張しています。
2.助成金の最新情報と取得法
助成金の基本的な知識
1)助成金は要件を満たして申請すると確実に受給できる
2)助成金と補助金は、仕組みや性質が異なる
3)一般的な助成金申請の流れ
に沿って、セミナーでは詳細が説明されました。
そのうち一般的な助成金申請の流れとしては、
事前準備→制度実施→助成金支給申請
の3ステップとなります。
またセミナー当日は、おすすめの助成金を紹介して説明されました。
そのうちの一つが、「キャリアアップ助成金正社員化コース」です。
この助成金は、パート・アルバイト・派遣社員・契約社員などの、いわゆる非正規雇用の方を正規雇用に転換(変更)することで助成金を受け取れるコースです。
入社から6ヶ月以上の研修期間(有期雇用)を設け、その後正社員に転換した時に受け取れます。正社員に転換した時に給料が3%以上上がることを条件にしています。助成金受給額は1名あたり80万円になり、1年間で上限20名までとなっていますので、最大1600万円の助成金が受け取れることになります。
その他おすすめの助成金として、キャリアアップ助成金賃金規定等改定コースや40代以上の従業員が多い事業主様が活用しやすい助成金などが紹介しました。
受け取られた助成金は、何に使っても問題ありません。
経営者の皆さまは、毎年自由に資金があれば何に使いますか?
助成金をうまく活用するということは、経営者として投資したい資金が増えるということです。それでしっかりと事業の強化をしていただくと、会社経営は非常に良くなっていくでしょう。
参加された方からは、「この講座では、取得できる助成金の紹介があり大変良かった。」というお声や、自社が取得できる助成金の紹介、取得サポートや申請代行のご希望を多くいただきました。
今後の助成金取得に向けて、ぜひセミナーで得たことを活用していただきたいと思います。
当協会では、福祉事業のオーナー様向けに各種勉強会やお役立ち情報を発信しています。
協会員様になられた方には当協会が主催する「オンライン講座」に無料で参加&視聴できます。