グループホーム用物件の探し方
障害者グループホームを開設するにあたり、
「物件の確保」はとても大きな課題です。
法的要件があることも候補を狭めますし、
「福祉事業で利用する」許可を得るハードルの高さも否めません。
グループホーム用物件の獲得について、考えてみます。
賃貸で探す
協会としてはまずこちらの方法を提案しています。
理由としては、開業のための初期投資を抑えられるから。
推奨しているのは、
2階建ての4LDK戸建て物件です。
1部屋1部屋が独立していて、
それぞれの広さは7.43㎡以上。
これは5帖ならクリアするけれど、
4.5帖だと実測してみると少し足りないこともある、
といった広さになります。
ネットで
「戸建て・4LDK以上」で検索し、
出てきた物件から、更に要件を満たしている物件を探します。
また、地元の不動産屋さんに直接物件探しを依頼するときは、
要件をまとめた資料を渡すのがお勧めです。
候補物件が見つかったら、
協会ではまず担当不動産業者を通じて、
物件オーナーに
「障害者グループホームでの利用」の相談に応じてくれるかどうかを確認します。
相談可となれば、すぐに内見に進みます。
実際に目で見て、
必要であれば居室の広さを実測します。
協会の協力業者
協会では、
グループホーム用物件に必要な条件をよく知っていたり、
物件オーナーとの関係が密で相談に進みやすい不動産業者からの協力をいただいています。
協力業者からの紹介物件は、事前にオーナーの許可を得ていることが強みです。
株式会社JobPlanner
福祉事業用物件を多く手がけている。紹介物件は全て事前にグループホーム利用の許可を得たもの。主に関東エリア対象
株式会社クリアホーム
福祉事業用物件を多く手がけている。紹介物件は全て事前にグループホーム利用の許可を得たもの。主に関西エリア対象
Apaman Network
アパマンショップと連携し、物件探しに協力。物件オーナーとの関係が密なのが強み。全国対象。
投資を依頼する
賃貸物件ではなく、売り物件で良い物件があれば、
投資家に購入してもらって借りるという方法もあります。
当協会主催の
「グループホーム事業経営実践会」においても、
講師で現役グループホームオーナーの石塚光太郎氏が
ご自身の事例として紹介してくださいました。
但し、新築物件はどうしても
購入額・賃貸額共に高くなりますのでお勧めできません。
中古物件でその状況によっては
この方法で、逆に賃貸相場より安くなったという例もあります。
しかし何よりも、
物件オーナーが「福祉事業」を前提として購入していることは、
コスト以上の強みと言えます。
協会の協力業者
当協会には、福祉事業用物件の協力をお申し出くださる
数多くの協力者がいらっしゃいます。
ご自身が投資してくださるケースもあれば、
投資家と繋げてくださるケースもあります。
日本不動産株式会社
自社での投資の他、全国の投資家との連携が可能。福祉事業物件の知見もある。主に関東エリア、全国対応。
株式会社クリアホーム
賃貸の他、自社投資も対応。主に関西エリア、全国対応。
他、個人の投資家の方々からも多数お声がけいただいています。
協会員の方は、いつでも協力業者にお繋ぎさせていただきます。