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福祉オーナーのための障がいの知識講座「問題行動を減らす利用者対応」 その22021.07.02#お知らせ

ホームで働くスタッフ全員が、利用者さんの細かい背景や状況を把握し、一人ひとりに寄り添った対応ができる状態は、簡単につくれるものではありません。
また、利用者さんへのアプローチを考える際にも、一つのネガティブな要素だけに焦点をあてて解決しようとしてしまいがちです。

このような時に有効な情報共有ツールがICF(国際生活機能分類)。今回の講座では、「問題行動を減らす利用者対応」にスポットを当て、ICFの具体的な使い方をグループワーク等と通じて学びました。

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グループワークの後は、講師・中込慶太氏から振り返りやご提案をいただきました。

中込氏は、今回扱った利用者さんのケースでは『愛情の欠如』による『不安症状の強さ』が根本的な問題であるとし、それらに対する解決策を講じる必要があるといいます。
そして、グループワークで出た解決策も全て効果があるとしたうえでこのような具体案もいただきました。

 明かりや音への配慮(常夜灯の設置、敢えてテレビを付けたまま寝るなど)
 ホームの人達と撮った写真を飾る

たとえば上記のように「大丈夫なんだよ」ということを、言葉以外の方法で形に見せてあげることが大切なんですね。

愛情の欠如に関する中込氏のエピソードに、放課後保育の例がありました。
ほとんどの子供達は時間になったらすぐ遊びにいくのに、ある子だけは大人のところへ行き、抱っこをせがんでいたそうです。

親御さんは決して愛情を注いでいないわけではなく、愛情の与え方や、追い詰められている状況でどうしても辛く当たってしまうことに悩んでいました。

そこで中込氏は親御さんに「泣き止んだらとにかく抱きしめてあげるように」と伝えたところ、その子にとても良い変化があったそうです。

根本的な問題を見抜くまで会話をする大切さを学びました。

当協会ではこれからも、先輩経営者の方々のご経験を会員の皆様方と共有していける場を積極的に作ってまいります。
今後とも日本福祉事業者協会を
どうぞよろしくお願いいたします。



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